O-MATSURI企画merrymaker第9回公演『Lucky Cream Soda』は、シアター風姿花伝にて、2月1日より5日まで、5日間9ステージが、誰一人ケガすることもなく、無事終了しました。
ご来場いただき、本当にありがとうございました。
公演期間中は、いろんなお客さんにご来場いただき、また、ご好評を得ることが出来、本当に嬉しく思います。
演劇公演というのは、なかなか難しいもので、如何にご好評を得ても、劇場の公演期間が終われば、そこで終了です。また、このメンバーを同じく集めることも、難しいことです。演劇とは、一期一会。もう二度と、このステージを見ることは叶いません。
出演者は、過去にmerrymakerに出演いただいた方々や、僕の古巣の演劇集団キャラメルボックス関係者、そして、声優学校の学生・卒業生たちなどが集まっていました。いずれも、公演の企画を持ちかけたところ、自ら「出たい!」と言ってくれた人たちです。
演劇公演は、すべて「縁」で成り立っていて、出演者はもちろん、公演スタッフも、全て、縁で繋がった人たちで構成されています。その一人一人が、誰一人欠けても、この公演は成立できませんでした。だけど、もっとも重要なのが、お客さんです。一人一人のお客さんがそれぞれに理由は違えど劇場まで足を運んでいただき、客席でご観劇下さって初めて、演劇公演はその存在理由を持ちます。演劇を構成する最後にして最大のピースが、「お客さん」だと、常々思っています。そしてこれもまた、「縁」なのだと、本当に実感する毎日・毎ステージでした。
ご来場いただいた全てのお客さんに感謝を持ち、また、ほんの少しでも楽しんでいただけていれば、それに勝るものはありません。本当に、本当に、ありがとうございました。
動員にはとても苦労し、なかなか客席を埋めることができず、いろいろと厳しい状況はこれからも続いていきますが、お客さんたちが喜んで下さったことが、なによりも大きな収穫です。公演の収支という現実的な問題もあり、主宰としては如何にして赤字分を補填するかをこれから悩まなければならず、なかなか次回公演という話をすることはできませんが、いつかまた、楽しいお芝居をご提供することができれば、と思います。あ、パトロン・出資者、いつでも募集中です。助けて。(切実に)
またいつか、出演者およびご観劇いただいたみなさんとの、ご縁を繋ぐことができますよう。
「あなたがいればもっと楽しい!」
主宰・脚本・演出・制作・雑用 隈部雅則